“ 太陽の下で生きるようなバッグ ” H.V.F.N×automills / NOMAD TOTE Designers Interview

Posted by ERIKODOIJI on

 

 

今シーズン発売となった

automillsとのコラボによって誕生した

パーツ使いと底のカラーリングが特徴的なカゴバッグ。

同い年で昔からの友人のデザイナー、菅野寿哉氏にインタビューしてきました。

  

H.V.F.Nとのコラボレーションに至ったきっかけはありますか

 K) automillsでアクセサリーを展開したいと考えた時に、それぞれの専門分野の人に頼みたかった。バッグはバッグブランドにお願いしたいと思っていたけど、アウトドアのバッグを使うか、ハイブランドのバッグを使うかが極端なアイテムだから両方のニュアンスをわかる人と作りたいと考えて、それがV.F.Nだと思ったのがきっかけかな。

 

e ) 確かにH.V.F.Nのデザインは、いろいろなシーンで使えるようなバッグを意識して考えてます。

 

K ) バッグブランドとして、デザインの振り幅があるブランドだと思っていたからね。
e ) ありがとうございます。笑

 

 

automillsブランドらしさをコラボレーションの中でどのように取り

⼊れましたか?―

 

K )ブランド自体のイメージが‘陽キャ’ なんです。

カタログの作り方も明るい雰囲気のブランディングを心がけていて。

 

e )そうだね、シックな感じではなくてね


K )今回のSSはよりギャルっぽい、明るいニュアンスを取り入れようと思って、だから黒いレザーのバッグとかのイメージではなく、メッシュの素材とかに合わせるならバッグ自体がざっくりしたものがいいなと思った。

なので、automillsの今季のスタイリングに合う前提でカゴバッグに決めたのがポイントです。

 

e ) 今季のコレクションに合う、軽さも色味もあるカゴバッグに仕上がったよね!

 

 

―両ブランドでコラボレーションする事により、表現したかった事、伝えた

かった事はありますか?―

 

K ) 俺からみるH.V.F.N は設定が‘陽’のイメージだから、そんなムードが伝わってほしかった。底面がカラフルだったり、有機的なレザーを使っていてオーセンティックな感じではあるけどオーガニックだったり、色んな側面が伝われば良いなと思いました。あとは、お互いサーフィンをしているからアウトドアなバックグラウンドを持つ個性が合わさって、太陽の下で生きるようなバッグにしたかった。

 

erico さんとKAZUYAさんの共通点は何かありますか

K )同い年っていうことが軸にあったし、外遊びを一緒にしてきた仲間だという事かな。なので、ericoちゃんがサーフィン行く時とか、自転車に乗る時に使いやすいバッグという事がイメージソースとしてありました。

基本的にコラボは、会ったことがない人とはしたくなくて、ericoちゃんとは友達だけど感性や趣味が合うからビジネスも共有できたらいいなという思いでしたね。

 

e ) お互い経験してきたことが違うから、自然と役割分担できたよね。

 

K ) そうだね。見た目とバッグの良し悪しはバッグのデザイナーがやるべきだし、

automillsはウェアのLOOKがあるから、ヴィジュアルを前に出すのが仕事。

バッグブランドだとトータルコーディネートで見せる機会がないと思って、

ファッションのエッセンスをどう入れるかを考えたかな。

服ありきのバッグと、バッグありきの服と、お互い違った目線がよかったよね。

 

e ) カラビナやキーホルダーの付属パーツ使いが私にはない発想で、すごく良かった!

 

K ) それは男の人の発想だよね。力強いステッチの太さも男目線のデザイン。そういった意味で、今回は男の人と女の人の共作感も出せたよね。

あとは土井地家の玄関にあってもいいかなと。笑

友達だからこそ、ericoちゃんの普段使っているイメージが想像できたから、キャラ設定がしやすかった。

automillsの今季のテーマが温かみのあるベージュだったから、そのニュアンスも伝えられたと思います。

 

 

―今回のカゴバッグとウェアを合わせるならどんなスタイリングがオススメですか

 

K )夏アイテムだから露出したファッションに合わせてもらいたいかな。
色味的にはワントーンで合わせてもらっても可愛いし、ブルーとかに合わせも

可愛いし、いろんなカラーにあわせられるっていうのが草もののいいところだよね。

 

e ) ね! 底のカラーは効いてるけど、ベースがナチュラルカラーだから、いろんなアイテムに合わせられるよね。

 

K )ビタミンカラーが夏のイメージにぴったりじゃないかな!

 

 

 

 

 

 

automills /オートミルズ

2022年春夏シーズン、デザイナー管野寿哉(スガノカズヤ)が「オートミルズ(automills)」をスタート。コンセプトは、ニットとカットソーの心地良い部分を常にアップデートし、コレクションとしてトータルコーディネイトを可能にすること。

素材感と定番を新しく解釈したウィメンズウェアを提案する。

デザイナーの管野は、メンズファッションブランドの「イエスタデイズトゥモロウ」のデザイナーを務めた後、様々なブランドのクリエーションとデザインを手掛ける。2022年春夏シーズンより、新たに「オートミルズ」をスタートさせる。

 

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